11.星は光りぬ 歌劇≪トスカ≫より


中学・高校共に顧問が声楽家という今思えば不思議なご縁のある環境で、熱心な吹奏楽少年をしていた僕が、高校2年生のときに初めて一本まるまる聴いたオペラが《トスカ》です。プッチーニのうねるような音楽に夢中になったのを覚えています。その夏、“星は光りぬ”のクラリネットソロを含む第3幕の吹奏楽編曲版を演奏しました。思えば、こうして多くの方のご縁で僕の声楽とのご縁は深まっていっていたのでありました。「吹き歌い」は出来ませんが、CDでなら出来る。夢が、ひとつ叶ってしまいました。牢屋に囚えられ、愛するトスカに二度と会えずに死ぬことを嘆く、カヴァラドッシのアリアを、クラリネットと共にどうぞ。